帯広駅から車で約50分の上士幌町にある整骨院です。スポーツ医学と整体の融合で、
急なケガやどこに行っても良くならなかった長年の不調改善のサポートをします。
お気軽にお問い合わせください。
  1. 変形性膝関節症

変形性膝関節症

スポーツを「続けていく」ことを考えたサポートがモットーです

変形性膝関節症
変形性膝関節症(OA)とは
変形性膝関節症とは膝関節内の軟骨の退行性変性を主病態とし、二次的に骨硬化・骨棘形成・関節裂劇狭小・滑膜炎・関節不安定性・関節変性をきたす慢性関節疾患です。
分類する
・一時性OA
加齢や体重負荷による自然発症。 女性に多く、特に閉経後の女性リスクが高い
・二次OA
 半月板損傷、靭帯損傷(ACL損傷など)、骨折後変形

膝の解剖学
関節軟骨:摩擦を減らす滑らかな表面、衝撃吸収、自己回復力乏しい
半月板:脛骨上にあり、荷重分散・安定化に寄与
靭帯群:関節安定を保持
滑膜:関節液を分泌、炎症の主体となり得る
関節包:緩衝作用

好発部位・年齢
・40歳以上で発症が多く、50歳以降に急増
・日本では女性に多く、特に閉経後女性に好発
・有病率:X線診断で中高年の60歳以上女性の60%超
・多くは内側型OA:内側関節裂劇が狭小化
・外側型OAは稀(X脚)
・膝蓋大腿関節型OA:膝蓋骨周囲の疼痛が主体

病態生理
・関節軟骨の摩耗・非薄化・断裂:ヒアルロン酸含有量現象→弾性力喪失
・関節下骨の硬化
・ボーンスパインフォーム
・滑膜炎
・関節裂劇の狭小化
・関節水腫
・関節のアライメント不良
・筋委縮・関節不安定性・疼痛性跛行

原因
内因性:加齢、女性、肥満、遺伝、筋力低下
外因性:外傷歴(半月板、靭帯損傷)

症状
・関節痛:起立時、歩行時、階段昇降時にひざ内側に疼痛。進行に伴い安静時痛も出現
・可動域制限:屈曲障害(正座困難)、進行すると伸展障害も起こる
・変形:O脚、膝蓋骨偏位、関節腫脹
・関節水腫:結膜炎による水腫形成、関節穿刺で透明~黄色の滑液
・クリック音:軟骨・骨棘のこすれによる異常音
・筋委縮・歩行障害:大腿四頭筋が著しく委縮、疼痛性跛行が出現

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スポーツでの怪我や障害の治療の流れ

1.問診・触診

問診・触診怪我や障害になったと思われる原因や状況から、患者様の練習の状況や普段の生活などの環境までのじっくりお聞きし、お身体の状態を見せていただき、怪我や障害の本当の原因を探ります。

その上で、今後の治療方針を患者様にご提案いたします。

この時に自由診療になると判断した場合には、患者様にその旨をお伝えし、治療を続行するかどうかのご判断をいただきます。


2.手技による処置

手技による処置人の手でしか治療できない部位や治療方法については、手技により治療します。


3.機器による処置

機器による処置痛みの原因の解消に最適な治療が機器で可能であると判断した場合、もしくは機器でしかできない治療が必要な場合は機器を治療に活用します。


4.治療後のアドバイス

治療後のアドバイス今後の練習方法や、復帰時期、再発防止のためにできることなどをアドバイスいたします。








評価方法
・X線:関節裂隙狭小・骨棘・骨硬化
 グレード0:正常
 グレード1:疑わしい骨棘形成
 グレード2:明瞭な骨棘+軽度裂隙狭小化
 グレード3:骨棘+中等度裂隙狭小+骨硬化 
 グレード4:著名な骨棘+裂隙消失+関節変形・骨嚢胞

・MRI:軟部組織(半月板・靭帯・滑膜炎)の評価
・関節液検査:炎症・感染の鑑別(関節リウマチや偽痛風との鑑別)
・血液検査:採血で炎症性疾患の除外

治療
保存療法
・物理療法
 ・超音波、ホットパック
・運動療法
 ・大腿四頭筋の強化、ストレッチ
 ・可動域訓練 
薬物治療
 ・関節内注射(ヒアルロン酸、ステロイド使用)
 ・外用薬
 ・アセトアミノフェン
・生活指導
 ・体重管理
 ・階段、正座回避
 ・椅子使用。杖の導入

手術療法
高位脛骨骨切り術
 ・内反膝に対する荷重軸の外側移動 
 ・若年、活動性の高い患者に適応
 ・半月板、靭帯温存
・人工膝関節置換術
 ・TKA:前関節置換術、高度変形、多部位OA
 ・UKA:単顆置換術:内側or外側の単関節にOA選択可
・関節鏡視下手術
 ・デブリドマン(滑膜切除、軟骨片除去)
 ・効果は一時的

リハビリテーション
急性期:炎症軽減、関節保護、荷重制限
回復期:筋力訓練、関節可動域訓練、動作訓練
慢性期:歩行指導、自宅エクササイズ継続、運動習慣の定着
手術後:杖歩行訓練、階段昇降訓練

予防
・筋力維持
・正しい姿勢。歩容の獲得
・体重管理
・軟骨保護成分の摂取


治療費について


急性の外傷性の打撲・捻挫・および挫傷(肉離れなど)・骨折・脱臼 以外の場合は保険の取り扱いができませんので、自由診療扱いとなります。

保険の取り扱い対象となるかどうかは、じっくりお話をおうかがいし、触診を行った上でお伝えいたします。

自由診療の場合の費用

初診 ○○○円
二回目以降 ○○○円