帯広駅から車で約50分の上士幌町にある整骨院です。スポーツ医学と整体の融合で、
急なケガやどこに行っても良くならなかった長年の不調改善のサポートをします。
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  1. 足根管症候群について

足根管症候群について

スポーツを「続けていく」ことを考えたサポートがモットーです

足根管症候群について
足根管症候群とは
足根管症候群とは足関節内果の後方にある「足根管」と呼ばれるトンネル状の構造内で、脛骨神経が圧迫・絞扼されることで生じる末梢神経障害です。
手根管症候群の「足版」とも言われ、足のしびれ・灼熱感・痛み・感覚障害などの症状が出現します。

足関節の解剖と足根管の構造
1.足根管の構成
・上部:屈筋支帯
→線維性のトンネルの屋根。硬く伸張性がない
・下部:脛骨内果・踵骨の骨構造
→固定された骨のトンネル床
2.足根管を通過する構造物
・後脛骨筋
・長母指屈筋
・後脛骨動脈・静脈
・脛骨神経←重要
・長母指屈筋腱

病態・原因
圧迫・絞扼による神経障害
脛骨神経やその分枝が、足根管内で、何らかの原因により圧迫・摩擦・炎症・浮腫を受けることで、神経伝達が阻害され、
症状出現します。

原因(一次性)(二次性)
・解剖学的異常:偏平足による足根管の狭小化
・外傷後:足関節捻挫、骨折による腫脹や瘢痕形成
・腫瘤性病変:神経鞘脹。ガングリオン、脂肪腫など
・血管異常:後脛骨動脈の蛇行、血腫形成
・炎症性疾患:リウマチ、糖尿病による神経炎や浮腫
・使いすぎ・圧迫:長時間の立位、運動過多
・足部アライメント異常:後足部の外反、過回内など

症状
・足底のしびれ:灼熱感:特に内側縦アーチ~足趾にかけて
・ちくちく・ピリピリする感覚異常
・夜間痛・休息時痛:安静時に憎悪することもある
・足趾の屈曲。把持困難:進行時には運動障害も
・足趾の筋委縮:慢性化でも見られることもある


スポーツでの怪我や障害の治療の流れ

1.問診・触診

問診・触診怪我や障害になったと思われる原因や状況から、患者様の練習の状況や普段の生活などの環境までのじっくりお聞きし、お身体の状態を見せていただき、怪我や障害の本当の原因を探ります。

その上で、今後の治療方針を患者様にご提案いたします。

この時に自由診療になると判断した場合には、患者様にその旨をお伝えし、治療を続行するかどうかのご判断をいただきます。


2.手技による処置

手技による処置人の手でしか治療できない部位や治療方法については、手技により治療します。


3.機器による処置

機器による処置痛みの原因の解消に最適な治療が機器で可能であると判断した場合、もしくは機器でしかできない治療が必要な場合は機器を治療に活用します。


4.治療後のアドバイス

治療後のアドバイス今後の練習方法や、復帰時期、再発防止のためにできることなどをアドバイス








評価方法
1.問診、視診、触診
・足底の感覚異常の分布確認
・チネル徴候
・アーチ低下や偏平足の有無
2.徒手検査
・チネル徴候:内果後方を打診→しびれ誘発で陽性
・エバ―ションストレステスト:回内強制で症状誘発
・足根管圧迫テスト:内果後方を5秒以上圧迫して症状誘発
3.画像検査
・X線検査:外反変形、骨棘、骨折の有無
・MRI:腫瘍、浮腫、神経周囲の炎症像
・超音波(エコー):ガングリオン、腫瘤の動能評価が可能
・神経伝導検査:脛骨神経速度の遅延→診断確定に有用

鑑別疾患
・足底筋膜炎:荷重時の測定部痛が中心、感覚異常は伴わない
・坐骨神経痛・腰部神経根症:症状が太もも~足背に及ぶ
・糖尿病性末梢神経障害:両側性・非局所性が多い
・モートン病:中足骨間に限局した痛み・しびれ

治療方法
保存療法
・安静、運動制限:症状の悪化の原因を減らす
・抗炎症鎮痛薬:痛み・炎症の軽減
・足底板(インソール):アーチサポートにより足根管の圧迫を軽減
・リハビリ:足部アライメント矯正、可動域訓練、神経モビライゼーション

手術療法
・屈筋支帯切開:絞扼部除圧
・腫瘤切除:ガングリオン・神経腫などの摘出
・神経剥離:神経周囲の瘢痕除去
・内反矯正術:偏平足などのアライメント異常に対する処置

予後と注意点
・早期診断、早期治療で症状の完全完治も可能
・慢性化、神経線維変性が進むと治療抵抗性になるため注意
・スポーツ選手や立ち仕事の人では再発予防のためのアーチ支持とリハビリ継続が重要

治療費について


急性の外傷性の打撲・捻挫・および挫傷(肉離れなど)・骨折・脱臼 以外の場合は保険の取り扱いができませんので、自由診療扱いとなります。

保険の取り扱い対象となるかどうかは、じっくりお話をおうかがいし、触診を行った上でお伝えいたします。

自由診療の場合の費用

初診 ○○○円
二回目以降 ○○○円